小娘が夢中になる世界

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小娘が夢中になる世界

映画、演劇、漫画、お笑いと諸々

深川江戸資料館に行った話

先月かな?

深川の江戸資料館に行ってきました~~。

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天保末期(1840年頃)の深川の街並みが再現された展示室があるとのことで、

調べものをしていたのと、

今さらながら「JIN-仁ー」を観てドハマリしたのと(笑)、

町を再現した施設が大好きなのでわくわくしながら行ってきました。

横浜のラーメン博物館も大好き。

昭和33年「ALWAYS三丁目の夕日」頃の街並みが再現されててオススメ)

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新横浜ラーメン博物館

 

茶髪ピアスマスクのチビは江戸資料館で浮いた浮いた。

 深川江戸資料館

都営大江戸線東京メトロ半蔵門線清澄白河駅」から徒歩3分。

清澄白河は初めて降りたけど、資料館に行く途中「寛政の改革」の松平定信の墓がある霊巌寺があったり、古本屋や和小物を売ってるお店が並んでたり、街並みもとても雰囲気があって良い街。

(写真は撮り忘れましたん)

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深川は、江戸時代、政治・文化共に時代の流れの真っただ中にいたような街で、

常設展では年表で深川の変化を追うことができます。

展示室

で、

一番の楽しみだった展示室!

http://www.mapbinder.com/Map/Japan/Tokyo/Kotoku/Fukagawa/20070504P1.jpg

 資料室みたいなところを抜けたら街の一区画がそのまま詰め込まれてる!!

テンション上がりまくりヽ(^o^)丿うえーい

 

天井も高く、デカい火の見やぐらがドカーンと建っている!

この町は全て実寸大で作られているんだそうな。

(表店の通りだけはやや狭いとのこと)

クレイジーなことを考える人もいるもんだな~~

http://www.kcf.or.jp/fukagawa/edo/img/machi.jpg

 

他の展示室は写真撮影禁止だけど、この展示室は撮影OK

 

しかも日曜日に行ったらボランティアの定年後くらいの地元のおじちゃんが3~4人いて丁寧なガイドをしてくれました!

最初一人でまわってたらチンプンカンプンだったので、おじちゃんを捕まえて解説してもらったらめちゃくちゃ面白い!!

やっぱり見てるだけじゃ分からないことは多いわねーーー。

 

というわけで、おじちゃんが説明してくれたことを私のアイフォンのアルバムから抜粋してちょびっとお届け。

長屋

長屋は一部屋の広さが六畳か四畳半。

でもこれは狭くない方なんだそう。

この一部屋に独身者~4人家族が住んでいました。

狭いし、壁が薄い!

レオ〇レスの賃貸が音ダダ漏れと評判ですがそんなもんじゃないですね(笑)

そういえば落語で、釘が隣の家に突き抜けちゃう噺があったな。 

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障子に『秀二』と書いてあるのが分かりますかね~。

他の家の障子にも全部住んでる人の名前が書いてあって、これは引越しの際には外して次の家でも使う仕組みなんだそう。

たて付けもあるし、扉はそのまま残して表札だけ換えるようにすればいいのに、なんでわざわざ障子を私物化したんだろう。

次行くときにおじさんに聞いてみよう。

 

奥の家に『むきみ』と書いてあるのは、むきみさんちの家なわけではなくて、アサリやシジミのむき身を売る棒手振の家だから。

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この棒手振さんちはお金がないから畳を敷けず、むしろのみ。

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どこのおうちに行っても蒲団が風呂敷にくるまってるのは、火事の時にすぐ持ち出せるように。

江戸はほんとに火事が多く、そして蒲団はめちゃくちゃ高価だったんですね。

そして江戸の消防士『火消し』は水をかけて火を消すわけではなく、建物を壊して火が回らないようにするのを消火活動の主としていたため、長屋を始めとした建物も壊しやすいようにシンプルな造りになってます。

船宿

深川は漁師町だったということで、掘割や猪牙船も再現。

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私「おーーすごい!ディズニーシーみたいですね!」

おじさん「ふっふん(得意げ)」

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掘割の横には船宿が立ち並ぶ。

船宿といっても泊まるわけじゃなくて、船がくるまで時間を潰したり、飲食、宴会をするところ。

おじさん「よく時代劇で悪代官が悪巧みしてるでしょー。あれは大体こういうとこの二階だね。」

はーなるほど。

たしかにそんな雰囲気。

なんなら坂本竜馬が殺されてそう(ちょっと違う)

屋台・水茶屋

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『おやすみ処』とあるようにいわゆる喫茶店。

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お稲荷さんのお店。

奥にあるお稲荷さんのデカさ、分かりますかね。

当時は大きいお稲荷さんを切って食べてたんだそう。

長屋に住んでた棒手振のように、一人暮らしの人は米を炊くのも一苦労ということで外食をすることが多かったそうで、意外にも江戸の町は外食産業が栄えてました。

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天ぷらやさん。

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よーく見ると海鮮の天ぷらのみ。

イモやなんかは無かったそうです。

 

当時の食生活は、米は朝一日分を炊く。

つまり夜は冷や飯。もしくはお茶をかけたり。

おかずなんかも全然ないので、基本ご飯とみそ汁。(夜はプラス魚とか)

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長屋の展示より。

さ、寂しい…

 

米ばっか食って栄養も偏ってるから脚気になる人が多かったとのこと。

『JIN-仁ー』でもそんなエピソードがありましたね\(^o^)/笑

とにかく作り込みがすっごい!

あとおじさんの知識量がすっごい!笑

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本当に、時代劇の登場人物になった気分になれますね!!

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きちんと根拠をもとに全ての小道具が置かれているから、道具ひとつひとつを辿ると当時の生活がリアルに浮かび上がってきます。

例えばこの写真の右上の桶。

この周辺では井戸水は飲み水には適していなかったため、朝水を買って桶に溜めていたんだそうです。

 

更に、長屋、表店の一軒一軒に住んでいる人の設定があるので、

(例えば前述の棒手振は「政助」22歳独身、働き者)

それを知ってこの町中を歩くと更に想像が膨らみ面白いですよー!

 

この設定は受付で売っている「展示解説書」に細かく記載されています。

安いのにボリュームたっぷりでオススメですよ~。

私は退館後に買って帰って読んだら

「なんやこれめっちゃ便利やんけー!」

となったので、今度はこれを持って回ろうと思います(p_-)

 

リアルな造り込みとおじさんの丁寧な説明とで、今まで未知の世界だった江戸がちょっと具体的にイメージできるようになったものの、

とりあえずあの長屋に四人家族が暮らしてるイメージがどうしてもできず(笑)、リアルな分想像し難いところもあって、面白い発見でした。

 

この街並みを作るうえで、江戸の町のどの部分を再現かというチョイスも多分すごく良くて、

飲食店や長屋、八百屋なんかもあり、賑やかな音が流れていたりもするので、みんな活き活き暮らしていたんだなぁ!と半ば憧れながら見て回ることができ、外人さんもバッシャバッシャ写真撮ってましたね。

あとは深川は小説なんかでも舞台になってることが多く、江戸庶民の暮らしを代表しているような町なのかなと。

 

暇つぶしには最適!

時代劇好きな人なら絶対オススメの施設でした~

東京オリンピックに向けて、こういう施設がもっとメジャーになっていくといいなあ。

そして誰か、町並み再現系の施設もっと作ってくださいm(__)mm(__)mm(__)m

 

 

深川江戸資料館

〒135-0021 東京都江東区白河1-3-28 TEL03-3630-8625 FAX03-3820-4379

午前9時30分~午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

展示室観覧料 大人400円

 

公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団